UNK Lab

「ウンログ」という健康管理アプリで、新しい健康管理法を研究してます。良い運気(人生)は良いウンチから。

利用する女。使い捨てられる男。

アリマキという小さな虫を知っていますか?

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アリマキは基本的にはメスしかいないそうです。メスのアリマキは誰の助けも借りずに子供を産むことができます。子供は全てメスであり、そのメスもまたメスの子供を産みます。

ちなみに、その子供は卵としてではなく、ほ乳類と同じように母の胎内で【子ども】のかたちになって産まれる。まさにマトリョーシカ。メスの無限連鎖です。

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さて、そんなアリマキですが、基本仕様のメスをカスタマイズして、オスをつくることがあります。それは、寒い冬が来る前。

アリマキには【夜の長さを計り】【気温の変化を感じる】能力が備わっており、冬の到来を感じる秋頃に、メスのアリマキの身体の中で特殊なホルモンのバランスが変化し、オスをつくることになります。しかし、このオス、

 

“メスをカスタマイズしてつくるため、(タンパク質の質量、遺伝子の作用量は半減した)出来損ないのメスとしてうまれてくる”

 

そして、アリマキのオスは、メスにくらべて華奢で小さい。

 

“彼らオスの仕事はただ一つ。が終わるまでに、出来るだけ多くのメスと交尾をすること。”

 

 彼らは一瞬の休みなくメスの間を渡り歩いて、命が尽きるまでにその勤めを果たさなくてはならないそうです。

そして、題名の「使い捨てられるオス」の核心はここから、

  

“交尾して産まれてくるのは、全てメスである。そして、それは「子ども」では無く「寒い冬を越せる卵」として。”

  

まとめると、

  1. 冬が近づくとアリマキたちは、初めてオスをつくる。
  2. オスはメスを探して交尾し、メスの卵ができる。
  3. メスは、その卵をどこか安全な場所に産む。
  4. 卵の固い殻に守られたメスは、寒い冬を耐え、温かい春に孵化する。
  5. 産まれてきたメスはまたメスだけで命を紡いでいく。  

「オスは、メスの都合の良い様に、カスタマイズされてつくられ、 メスの思い通りに動く様にプログラミングされている」

 
メスに食べられるオスのカマキリ

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どうでしょうか。男性の方は「やってられねー」って感じですね。
 
そしてトドメにこれを見て下さい。
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平均寿命上位20の中で、男が女より生きている国はありません!!
(男は、癌になる確率も高い。唯一女の方が高いのは老衰になる確率・・!)
 
 
このように、男は女に比べて死にやすく、ストレスに弱い事が科学的に分かっています。なんと、この要因は男を男たらしめる男性ホルモン(テストステロン)が、免疫系を傷つける作用をしている事が理由の一つにあるらしいです。ああ、男の方がうつになったり風邪引きやすいのが理解できる。
 
 
さて、歴史的にみても、そんな弱い男たちを、女は出来るだけ使おうとしてきました。感情を巧みに操り、泣いたりわめいたり、なだめたりすかしたり、褒美を与えたりしながら、「子育ての為の家を作らせ」「家を暖めるための薪を運ばせ」「日々の食料を確保するために働かせ」「身を飾る為の宝石を買わせ」「自分たちを楽しませるために、歌わせ踊らせ」てきました。
 

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さんざん踊らされた男性諸君、まだ続きがありますのでご安心を。。

 

 

しかし、男もバカでは死ねない。女たちを喜ばせるものが余分にとれたときは、隠しておけば良い事を知りました。余剰です。

余剰はどんどんと蓄積され、男たちの間で交換されはじめました。そして、貸し借りがされるようになり、それらを記録する方法(貨幣)が編み出されました。

時に余剰は略奪(強盗)され、蓄積を巡って闘争(戦争)がおきました。秩序を守る為に、取り決め(法律)がなされ、それが破られた時の罰則が定められる様になりました。

そして、余剰を支配する物が世界を支配するように。男たちが世界を支配している様にみえる今の世界です。

 

とまあ、話しの出口を見失ってしまったのですが、これらの生物学的な話しは、できそこないの男たち (光文社新書)という本に書いてあります。 

 

こういう生物学的な背景が分かれば、男女の付き合いも円滑に。。ならないから面白いんでしょうかねー。

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