UNK Lab

「ウンログ」という健康管理アプリで、新しい健康管理法を研究してます。良い運気(人生)は良いウンチから。

腸を制し、人生を制す!【ポイント4つ】

“脳は、脳の次に神経細胞が多くリトル・ブレインと呼ばれている。そして、意思の力をガッツ(guts)という。ガットとは、腸のことである。腸を制すもの、人生を制す

 今回は、腸内環境を整えて不要なモノを出し、健康になるためのポイントをまとめました。

 

1. お花畑の勢力争いを意識する!

腸の中には、100種類、1000兆個もの腸内細菌が存在している。これらは大きく分けて3種類に分けられる。

  1. 善玉菌
  2. 悪玉菌
  3. 日和見

これら3種類の菌がお花畑(腸内フローラ)を形成し、常に勢力争いを繰り広げている。 

善玉菌は、その名の通り我々の見方である。例えば、善玉菌の一種のラクトバチルスは、ブドウ糖を分解して乳酸を作り出す。すると、これによって腸内は酸性になり、病原菌などが入り込めないような環境が保てる。また、同じく善玉菌のビフィズス菌は、病原菌の感染を防ぎ、腸内の腐敗を抑える。ビタミンB群を作り、下痢を抑え、免疫力を高める。

悪玉菌は、我々の敵。親玉のウェルシュ菌はタンパク質がえさ。これを腐敗物質に作りかえてしまう。インドール、フェノール、アンモニアなどがそれである。便やおならが臭いのは、この物質が原因。

日和見は、善玉菌や悪玉菌の勢力争いを見て、優位な方につく。つまり、悪玉菌が優勢だと、日和見菌は悪玉菌の見方となり数が増える。

 

善玉菌、日和見菌、悪玉菌の割合は、通常だと20%、70%、10%といわれている。このバランスが悪玉菌に傾くと、腸内の環境が悪くなる。現代人は肉食で、悪玉菌のえさになるタンパク質を多く摂り、善玉菌のえさになる食物繊維を摂る量が減っているため、悪玉菌有利になりやすい傾向がある。

この前つくりました➡ 大腸の勢力争いが体験できる大腸戦争アプリ(すぐ飽きる注意)

“善玉菌を増やす

 

2. 朝の大蠕動を逃さない!

直腸に便が届くと「大蠕動(だいぜんどう)」が起きて便意を催します。この大蠕動が最も大きいのが朝。ただ、この大蠕動には、朝食が必要。食べ物が口から胃に入って膨らむと、胃から大腸に信号が送られる。これが胃ー結腸反応を起こし、便が直腸へと入り込む。すると直腸内の圧が高くなり、今度は排便反射へとつながっていく。逆に、朝食を食べない習慣を続けると、腸のリズムが乱れ、大蠕動が起きにくくなり、便秘になるリスクが高まる。

“快便には朝食

 

3. 下痢を回避したいのならリトル・ブレインを刺激しない!

腸には1億個の神経細胞がある。これは脳(150億個)の次に多い。そして腸管神経系という独自のネットワークを形成している。これは自立性があり、脳の指示がなくとも、単独で腸を動かす事ができる。

多くの下痢の原因は、このリトル・ブレインが関与しているのではと考えられている。腸がある刺激を受ける事で、このリトル・ブレインが過剰反応し、消化管運動の異常と消化器の知覚過敏がひきおこされる。すると、腸の活動が活発になりすぎ、老廃物を早く押し出してしまうようになる。そのため、水分が吸収できずに、下痢になってしまう。

この刺激の原因は、例えばアルコール。常飲していると、下痢が習慣になるおそれがある。

“酒飲みは下痢のはじまり

 

4. 肌荒れは腸の異常信号!?

タンパク質の摂取が過剰となり、悪玉菌が増え、インドールなどの腐敗物質が腸にとどまるようになると、そのまま血液へと流れ込み、末端の組織である皮膚に影響を及ぼすことがある。これが肌荒れの原因になっている可能性がある。

腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす事が重要である。善玉菌を増やすには、植物性乳酸菌の摂取が良い。生きたまま腸に届く確率が高いからである。実は、この植物性乳酸菌は日本食で摂る事ができる。みそ汁、漬け物、醤油などが代表。

“日本食は美肌の近道

 

 ▼善玉菌の見方”植物性乳酸菌”